サクラ開花、春ですね。ヒノキ花粉にご注意を!
本日(3/21)の午前、鹿児島地方気象台は全国で最も早く「サクラの開花」を発表しました。ここ数日、暖かい日が続き今年の桜の開花予想より数日早く開花したようです。いよいよ春本番ですね。
この時期は、春の花粉症の真っ只中です。ここ薩摩川内ではスギのシーズンはそろそろ終わり、スギ花粉症の方はひと安心です。今年は昨年に比べ、この地域ではスギ花粉の飛散量が少なかったようです。そのためシーズン早期に外来を受診され初期療法をされていた方は、症状が十分コントロールされて花粉症状が比較的軽い方が多かった印象です。さて、いよいよサクラの季節になりましたので、今度はヒノキ花粉に注意です。スギとヒノキ花粉は形もよく似ていますので、スギに反応する人はヒノキにも反応しやすく、スギ花粉症の方の約7割がヒノキ花粉にも反応するといわれています。このような方は、スギ花粉症シーズンの終わり頃(今ですよ!)にヒノキ花粉による症状が加わって重症化することもあるので、花粉飛散情報を確認し、シーズンを通しての治療が必要です。これからはポカポカ陽気で外に出たいところですが、やはり花粉対策は忘れないようにしましょう。
サクラの開花は、各地域の気象台の敷地にある桜の標本木(開花の基準となる木;全国に53か所)が5-6輪咲いた状態を「開花」、8割以上開いた状態を「満開」としています。鹿児島県の場合、鹿児島市の鹿児島地方気象台構内にあります。(気象庁ホームページhttp://www.data.jma.go.jp/sakura/data/ )
開花から7-10日で満開をむかえます。さて、今年のお花見のご予定はいかがでしょうか?(さくら開花予想の情報をご参照くださいhttp://sakura.weathermap.jp/ )
写真は、かみむら耳鼻咽喉科の近くの公園のサクラです。3/20(金)のお昼、天気が良いので「そろそろ開花かな?」と思って観察に行ってみました。例年いつも一番早く咲く桜の木の下で、空を見上げたらちょうど開花しておりました。少し得した気持ちになりました。春ですね。