インフルエンザワクチン始めます。
朝夕が肌寒くなり、日ごとに秋が深まっていきます。ここ薩摩川内では、稲刈りがあちらこちらで行われており、まさに実りの秋の風景ですね。
さて、これから本格的な冬を向かえるにあたり、インフルエンザのワクチンを当院でも取り扱います。
❏ 予防接種は、10月13日から開始いたします。
❏ 事前予約制ですので、ワクチン接種希望のご連絡をお願いいたします。
*なお、診察時にも、ワクチン在庫状況により、当日に接種可能な場合がありますので、受付に「ワクチン希望」とお伝え下さい。
今シーズン(2015-16年)のワクチンは、 4種類の抗原が含まれます(昨年までは3種類でした)。
➀A/H1N1:A型 ➁A/H3N2:A型 ➂山形系統B型 ④ビクトリア系統B型の4種類です。
✓接種量
6ヶ月~2歳 :0.25 ml を 2回接種
3歳~12歳 :0.5 ml を 2回接種
(12歳までは、2-4週後に2回接種が必要です。免疫効果を考慮すると4週間が望ましいです。)
13歳以上 :0.5ml を 1回接種
*当院では、3歳未満のお子様についての予防接種は行いませんので、かかりつけの小児科での接種をお願いいたします。
✓費 用
1回目:3,800円 2回目:3,000円
*薩摩川内市在住で65歳以上の方:1,300円 (または60歳~65歳で身体障害者1級を所持されている方)
毎年、ワクチンの種類は変更されるのをご存知でしょうか? インフルエンザのワクチンは、WHOの専門会議で検討されます。前シーズンのインフルエンザの流行データをもとに、来シーズンのワクチン株を選定するという重要な会議が行われ、これをもとに国立感染研究所で検討され、4月下旬にワクチン株が決定されます。ここから冬のワクチン製造がはじまり、秋からワクチン接種が開始されます。国はこの結果を踏まえ、今シーズンは4種類のインフルエンザウイルスのいったワクチン(4価ワクチン)を決定しました。
マスコミ等で報道されておりますが、今シーズンは、昨期の3価から4価ワクチンに変わったため、ワクチンを製造するコストが上昇し、ワクチン販売価格が上がっております。このため、ワクチンの納入価格が大幅に値上がりしました。インフルエンザワクチンは公的医療保険の適用外で、各医療機関が注射の技術料などを加えて接種費を自由に決めることができます。薩摩川内市では、本市在住の65歳以上の方への一部助成がなされます。これに該当される方の自己負担額は、昨期1,000円から今期1,300円となりました(各自治体で決められておりますのでご確認ください)。このような理由から、ワクチン費用を値上げいたしました。ご了承ください。