今年も花粉測定器(ポールンロボ)設置しました。
今年の鹿児島県のスギ花粉飛散量は昨年並みと予想され、九州北部(熊本・佐賀・長崎・福岡)は昨年より飛散量が多くなるようです。花粉症で毎年つらい思いをされている方は、花粉対策を忘れないようにしましょう。(参照;日本気象協会 花粉飛散予測第3報 https://tenki.jp/pollen/expectation/)
毎年2月になると、天気予報に花粉情報(環境省の花粉観測システム「はなこさん」のデータ)がついてきます。しかしながらスギ花粉はすでに1月も少量ですが飛散しています。かみむら耳鼻咽喉科では、ウェザーニュース社の「花粉プロジェクト」に参加しており、今年が4回目となります。花粉観測器「ポールンロボ」を全国1,000か所に設置し、花粉をリアルタイムに測定、データは1分ごとに更新され配信されます。
先週ポールンロボが届きました。早速1/15(土)診療終了後、当院屋上に設置いたしました。当院ではポールンロボを「すぎぞう」と呼んでおります(ヒノキの時期は「ヒノッキー」と名前を変えます;もちろん院長が名付け親です!)。花粉飛散量で目の色が変わり、飛散量により青⇒黄⇒赤⇒紫(最多)と変化します。当院での花粉データ(全国測定データは1月下旬から配信)をスマホやPCで見ることができます。ぜひご利用いただき、花粉対策にお役立てください。(当院のデータhttps://weathernews.jp/s/pollen/data_check.html?pid=POLLEN_2022-0007)
*院長コラムhttps://www.kamimura-ent.com/column/2019/2378/ にも花粉について詳しく記載してありますので、こちらもぜひご覧ください。
今年も昨年同様、コロナ禍での花粉シーズンをむかえます。1月初めからオミクロン株が猛威を振るっている中での花粉対策になります。「目や鼻をこすることで感染するリスクがある(接触感染)ほか、くしゃみをすることで飛沫を飛ばす可能性(飛沫感染)」もあるといわれており、花粉症の症状(くしゃみ・鼻みず・鼻づまり・目のかゆみ等)を出来るだけ抑えるように対策を行いましょう。毎年症状が出る方は、早めの花粉対策をお勧めいたします。「バレンタインデーの頃は症状が出ますので耳鼻科に来てくださいね!」と診察時に説明しておりますが、コロナ禍の今年は「お薬がお手元にない方は、症状が出ていない1月中に受診してお薬をもらっておき、症状が出てきたら服用を始めること」をお勧めいたします。また、コロナ禍で医療機関に行くのが不安な場合は、オンライン診療もあります。かみむら耳鼻咽喉科では、花粉症の初期療法から、オンライン診療も対応しております。ぜひご利用ください。
当院の「すぎぞう」のデータでは、16日(日)現在、スギの測定はありませんでした(昨年は1/13日少量ですが測定されておりました)。ここ数年の当院での観測データでは、薩摩川内のスギ花粉のピークは3月3日頃です。梅の開花の頃は本格的にスギ飛散が始まります。今年も昨年に引き続き、感染対策に気をつけながらの花粉症対策です。私たち耳鼻咽喉科専門医にぜひご相談ください。お早目の対策をお勧めいたします。