職員に救命講習会を行いました
かみむら耳鼻咽喉科では、2012年院長が日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会で、救命処置の講習を受講し、クリニック外来での万が一の時の救命処置に万全を期するために、2013年より外来にAED(自動体外式除細動器http://www.aed.omron.co.jp/revive/about.php)を設置しました。今まで幸いにも外来でAEDを必要とする救急処置を必要な患者さまはいらっしゃいませんでした。人間の脳は呼吸が止まってから4~6分で低酸素による不可逆的な状態になってしまいます。2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度ですが、4分では50%、5分では25%程度と、時間経過に比例して低くなります。いかに初期の救命処置が大事か、この数字をみても明らかです。
今回、薩摩川内市消防局http://www.satsumasendai-fd.jp/にお願いし、救命講習会を、看護部・医事課の職員全員に行いました。1/18(土)外来終了後、午後からみっちり3時間の講習でした。お二人の救命救急士の方にご来院いただき、クリニック待合室で、救命処置の仕方やAEDの使い方を、1人1人学びました。心肺蘇生法ガイドラインhttp://www.med.or.jp/99/は、5年ごとに更新され、現在のものは2010年版で、次回は2015年更新です。クリニック内はもちろん、街中で救命処置が必要な場面に遭遇したときに、医療人として素早く対応したいものです。