待合室に加湿器を設置しました
昨日の雨の後から、季節が急に変わりいよいよ冬モードです。冬の風邪シーズン到来です。本日も風邪症状の患者さまが多数来院されました。
かみむら耳鼻咽喉科では、感染予防のため、空気清浄機(プラスマクラスター)を各スペースに設置しておりますが、冬の暖房で室内はかなり乾燥します。乾燥状態が、各種ウイルス(特にインフルエンザ)を活性化し、人の鼻やのどの呼吸器粘膜に付着したウイルスによる感染がおこりやすくなります。ウイルスは乾燥には強く、また、医療機関にウイルスを持ち込むことを完全にシャットアウトすることは困難ですので、加湿して、ウイルスが活性化しにくい環境をつくることが大切です。加湿により人の呼吸器粘膜が乾燥しないため、ウイルスに感染しにくい状態をつくります。ある研究データでは、温度22℃、湿度20%では、ウイルスは60%以上存在するそうですが、湿度50%では、ほとんど生存できないとのことです。いかに加湿が大切か、お分かりいただけると思います。かみむら耳鼻咽喉科では、昨日から、待合室と受付に加湿器を設置し、待合室での感染予防に努めております。また、咳がでている患者さまに対しては、咳エチケットをお願いし、マスクをお渡しすることもあります。ご協力よろしくお願いいたします。
付録:加湿器使用の注意点です。感染予防に設置した加湿器が感染源となり、肺炎をおこしたケースがしばしば報告されてます。これは、加湿器の管理が不十分で、加湿器内にレジオネラ属菌が繁殖し、菌が散布され感染をおこしてしまうのです。集団感染の可能性もあります。加湿器の水は毎日取り替えること、加湿器本体も清掃すること、除菌フィルターのついた加湿器を使うことなど、毎日のお手入れが必須です。かみむら耳鼻咽喉科では、この点は十分注意しておりますので、ご安心ください。 *待合室には、DAINICHIのハイブリット式加湿器(HD-RX912)を置いてます。デザインもよく、お手入れらくらくです。