防災訓練を行いました
東日本大震災の発生から、もうすぐ3年が経ちます。昨年12月に文部科学省・地震研究推進本部が公開した報告によると、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる地域は、関東から東海、近畿、四国の太平洋側を中心に広範囲にわたるとのことです。
かみむら耳鼻咽喉科では、これまで火災や地震などの大きな災害に幸い見舞われたことはありませんが、今回、当院における防災マニュアルを見直してみました。医療の安全の一つに、防災対策もきちんと対応していかねばなりません。災害が起こった時に、いかに迅速かつ安全に、患者さまを避難・誘導できるのか、大きな火災にならぬよう、初期消火活動が行えるのか等、災害時の対応を職員が意識し、共有しなければなしません。先月のAED講習会に引き続き、薩摩川内市消防署の方々にお願いし、先日の土曜診療終了後に、職員全員参加しての防災訓練を行いました。火事が発生したときの院内でのシュミレーションから始まり、最後は消火器を使っての訓練でした。慌ててしまうとなかなかうまくいかないものですが、職員それぞれが何をすべきか、この訓練により万が一の時の備えができたと思います。決しておこってはならない災害ですが、もしもの時に初期対応を適切に行い、災害の被害をいかに最小に抑えることが大切なのかを、あらためて考えさせられました。