ポールンロボ、観測開始!
2月第2週になり、ここ薩摩川内でも少量の花粉飛散が始まりました。
かみむら耳鼻咽喉科にも、花粉症でつらい目にあった経験のある患者さんが、症状が少し出始めるこの時期に「スギ花粉症の初期療法」のために受診されております。
花粉症は、花粉の飛散量によりその症状の程度(重症度)が左右されます。大量飛散時は当然ながら花粉暴露の量が増え重症化します。残念ながら、ここ薩摩川内には公的機関での測定データがなく、正確な花粉飛散量がわかりませんでした。3年前の2016年にダーラム法での花粉測定(2/16~5/2)を行いましたが、毎朝のプレパラートの交換や管理、郵送が必要でした。休診日や寒い朝、悪天候時の交換など、これはチョット大変でした。当時、自動測定器があればと思いながら行っておりました。
その後、ウェザーニューズ社の花粉プロジェクトを知り、「今回はぜひ!」という熱い!?想いをもって、昨年11月に登録してみました。先日、ポールンロボがようやく届きました。今回送られてきたのはポルーンロボ7代目の最新型です。土曜診察終了後、ホームセンターにて延長コード、防水コネクターカバー等、屋外設置に必要そうな物品を購入。夕方、早速かみむら耳鼻咽喉科の屋上に設置してみました。電源をつなぎ、ロボの眼が光るのを確認し準備完了。これで花粉の自動測定開始しているはずです。院長室のパソコンで動作性をチェック、当院での花粉情報が配信されておりました。
Wi-Fi経由しネットで配信されますので、スマホやパソコンから、いつでも・どこでも、当院で測定している薩摩川内の花粉情報を知ることができるのです。ぜひご覧いただき、これからの花粉症対策にご利用ください。
♦ 当院のデータはここでみることができます。全国1000か所にポールンロボが設置されております。
http://weathernews.jp/pollen/cgi/pollen_disp.cgi?id=POLLEN_2019-0863
追伸;「かみむら耳鼻咽喉科2階屋上のポールンロボ」と呼ぶのは、いささか長くて愛嬌がないため、2月から3月中旬のスギの時期は「すぎぞう」、3月中旬から5月初めのヒノキの時期は「ヒノッキー」と命名(院長の独断!?)いたしました。
なお「院長コラム」にもポールンロボや花粉症についての記事がありますので、ぜひご覧ください。