院内の新型コロナ感染対策

受付時間	午前8：15～12：00 午後2：45～ 5：30

新型コロナ感染（COVID-19）が猛威を振るい、テレビでは連日この報道が流されております。都市圏での感染者は日々増加し、1-2か月前とは全く違う状況です。現在、開業医では検査（PCR）や治療を行うことができません。現時点（4/14）では薩摩川内に感染者の報告はありませんが、九州新幹線の停車駅でもあるわが町に「いつ感染が起こってもおかしくない」と考えております。まだ、COVID-19に対するワクチンや治療法も確立されておりませんので、地域で「いかに感染を起こさないか」「いかに感染を拡大させないか」という感染対策が、地域の医療を担う我々開業医には重要なミッションです。かみむら耳鼻咽喉科では、安全・安心の医療をみなさまにお届けするために、出来る限りの感染対策を行っております。

（その1）お車での待機、予約時間の設定

お電話でのご予約やご来院時に以下の症状のある方（成人をめやす；中学生以上）は、新型コロナ感染対策として、季節性インフルエンザの時と同様、お車での待機 をお願いしております。

　・ 37.0℃以上の発熱がある方や最近発熱のあった方

　・呼吸器の症状（呼吸苦・痰・咽頭痛など）がある方

　・上記に加えて、最近、嗅覚や味覚障害のある（あった）方

　・ 1ヵ月以内の渡航歴（海外、都市圏）がある方

　・家族、友人、職場など親近者で渡航歴がある人との接触がある方

お車待機の方は、クリニック裏口から入室していただきます。一般の患者さんとの道線を分けて、感染予防対策を取らせていただいております。受付や会計も、スタッフが予防衣を着用して、お車（または隔離したスペース）で行わせていただいております。また、発熱のある（あった）方の時間枠 を設けました。午前は11時30分以降、午後は17時30分以降 を目安にお願いしております。ただし平日の午後や土曜日は、一般の患者さんのご予約人数も多いため、一般の患者さんの診察が終了してから発熱のある患者さんを診察いたします。このため外来の状況次第では、お車での待機時間が長くなることもあります。発熱がない患者さんとの接触を避け、また外来（待合室）が混雑する時間を避けるためです。可能ならば、平日の午前枠でのご予約をお願いいたします。

4月7日からこの対策を実施しております。ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。

（その2）待合室の本・雑誌、キッズルームの絵本を撤去

これは接触による感染予防対策です。新型コロナは、飛沫（咳、くしゃみ、大声など）や接触（ドアノブ、スイッチなど）で感染します。咳エチケットやマスク、手洗い（手指消毒）がとても大切です。新型コロナウイルスは、飛沫のさらに小さい飛沫（エアゾル）で3時間、銅の表面で4時間、ボール紙の表面で24時間、プラスチックやステンレスの表面で48-72時間生存するとの研究データがあります。このことから、雑誌や絵本にもしウイルスが付着すれば、感染の危険が高まります。このため、待合室での雑誌、絵本は撤去いたしました。絵本を楽しみに来院されるお子さまも多いとは思いますが、感染が収束に向かうまで、しばらくご協力願います。

（その3）問診室にアクリルパーテーション

　問診時の飛散感染対策です。全く症状（無症候性）が出ない、またはきわめて軽度の感染者の報告もあります。医療機関ですので、念のための対策です。4月の初め、テレビで鳥取県（当時感染者ゼロ）の県庁が、感染対策として段ボールでパーテーションを作成している放送がありました。「かみむら耳鼻咽喉科でも何かできないか」と考え、比較的長く、清潔に（格好よく）使用できるものを今回設置してみました。近日中に受付にも設置予定です。