コロナ禍の花粉症対策
立春です。春の兆しとともにスギ花粉の季節がやってきます。
今シーズンのスギ花粉は、全国的に例年より少ない地域が多い(*非常に少なかった昨年よりは多い)との予報です。(参照;日本気象協会 花粉飛散予測 第3報 https://www.jwa.or.jp/news/2021/01/12113/)
今年はコロナ禍での花粉シーズンをむかえます。「目や鼻をこすることで感染するリスクがある(接触感染)ほか、くしゃみをすることで飛沫を飛ばす可能性(飛沫感染)もある」といわれており、花粉症の症状(くしゃみ・鼻みず・鼻づまり・目のかゆみ等)を出来るだけ抑えるように対策を行いましょう。日本医大耳鼻咽喉科の大久保教授は具体的な対策として「①これまでマスクで対応してきた人は花粉症の市販薬等を買って服用する。②毎年症状がでる人は医療機関で治療を受ける。③コロナ禍で医療機関に行くのが不安な場合はオンライン診療もあるので、今年はステップアップした対策が必要だ」とNHKのニュースで話されております。かみむら耳鼻咽喉科では、花粉症の初期療法から、オンライン診療・電話診療も対応しております。ぜひご利用ください。
当院では、1月13日からの花粉測定器ポールンロボでの測定を開始いたしました(当院屋上のデータ;https://weathernews.jp/s/pollen/data_check.html?pid=POLLEN_2021-0008)。すでに花粉が測定されており、鼻症状や目のかゆみで来院される方もおられます。ここ数年の当院での観測データでは、薩摩川内のスギ花粉のピークは3月3日頃です。今年は感染対策に気をつけながらの花粉症対策です。私たち耳鼻咽喉科専門医にぜひご相談ください。お早目の対策をお勧めいたします。
(参照;エステーの「花粉対策ガイド」:コロナ禍の花粉対策をわかりやすく説明してあります https://products.st-c.co.jp/plus/channel/2020_01.html)
庭の梅はすでに開花、近くのスギ林も茶色になっております。