日帰り手術とは?
Q.日帰り手術はどのような治療ができますか?
A. 以前は、例えば慢性中耳炎の手術では約2週間の入院が必要とされていました。しかし、近年、医療機器や医療材料の進歩などにより、これまでより侵襲が少なく効果的な手術法が開発されてきました。「手術後は入院せず帰宅したい」、「早く社会復帰したい」、あるいは「少しでも治療費を少なくしたい」という患者様のご希望が多くなってきたのも日帰り手術が増えてきた理由のひとつです。「入院せずに済む」手術は患者様のニーズにかなったものであり、現在欧米では盛んに行われています。その適応も拡大しており、日本でも少しずつ「日帰り手術」が普及してきました。日帰り手術のほとんどは局所麻酔でおこなわれ、比較的短時間での手術となります。その分高度な専門知識と医療技術ならびに豊富な臨床経験が必要とされます。かみむら耳鼻咽喉科では、耳鼻咽喉科領域の「日帰り手術」を行っております。
「耳の手術」:耳介血腫、耳周囲アテローム、外耳道真珠種などの手術、滲出性中耳炎に対する鼓膜チューブ挿入術、慢性中耳炎に対する鼓膜形成術(湯浅法)などを行っています。
当院では、特に中耳炎の診断、治療(手術を含め)には重点を置いて対応いたします。
「鼻の手術」:鼻ポリープ切除術、鼻内内視鏡手術(副鼻腔炎の手術)、アレルギー性鼻炎に対する下甲介レーザー焼灼手術、鼻出血に対する止血術・鼻粘膜焼灼術、いびき症に対する鼻閉(鼻詰まり)の改善手術などを行っています。内視鏡を用いてモニターを見ながら手術を行います。
「咽頭の手術」:ガマ腫、粘液のう胞の手術などを行っております。
なお日帰り手術は、初診当日には行っておりません。診察の際に、個々の患者様の症状に対して、当院の治療方針を提示致します。手術ご希望の場合は、ご相談の上、手術日を予約させていただきます。いつでもお気軽に御相談ください。